先日何かの記事で『ピリオダイゼーション』の考え方が出ていました。
【ピリオダイゼーションとは?】
スポーツ界における「ピリオダイゼーション」という単語の定義は、簡単に言うと「トレーニングの内容や負荷を時期や期間に応じて変えていくこと」
主にフィジカル面で唱えられるこの考え方をサッカーに応用し、確立させたのが『戦術的ピリオダイゼーション』で
“戦術的ピリオダイゼーション”は、まず大前提として
『フッボールはあくまでもフッボール』であり、
「フッボール=テクニック+戦術+体力+精神力」という形でフッボールを分割して考えず、トレーニング自体も『フッボールはフッボールをトレーニングすることによってのみ上達する』というコンセプトのもとオーガナイズされる・・・いわゆるフットボールに必要な要素はそれぞれが独立して繋がっているのではなく
幾重にも重なりながら単的な要素が組み合わさっている
サッカーだからこそ、攻守の切り替え自体が存在せず全部つながっているものだと・・・これは僕の好きなモウリーニョやヨーロッパの有数なプロ―チームでも取り入れられる理論。
僕も東京で開催されたサッカーのピリオダイゼーションのベーシックを学ぶコースに一日参加し、終了証も頂きました。
だから否定しません。否定しませんが(笑)
単純に何もないランニングはサッカーに意味がないです・・・という考え方。これはどうかと思うんです。
僕も以前まで俗にいう単純な”苦しいだけの走り”はあまり好きな方ではありませんでした。
ただ、情報がたくさん、簡単に入るこの時代に、この考え方だけを鵜吞みにして
『サッカーを学ぶときは単純な走りはしない』のもおかしいと思うんです。
ジュニアの子供たちはいろんな子供がいます。
スピードもある子もいればうまく走れない子もいる。
ようはサッカーをする以前の基本的な運動能力や重心移動、軸のバランスをまだ持てていない子供たちもいます。
そんな子供たちにベースなるものをしっかり与えるのも非常に重要なことで
単純なランニングはそれに非常に適し、かつ体の循環器系にもいい影響を及ぼします。
既に体がしっかりでき、僕の言うフィジカルコーディネーションがある程度確立されている選手たちには適した考え方でも、
まだまだ未熟な、これからサッカーの基本を身に付けて行かないといけない選手たちや
柔軟性や技術はあるけど、もう一歩プレーを伸ばすことが必要な選手たちにはもしかしたら適さない考えでもあるかもしれない。
情報がたくさんある中で、どの部分を、どう捉えていくか。
ヨーロッパの有名な考え方だから正しい・・・ではなく。
現状をどう捉えてアウトプットしていくかが重要なんだと思います。
サッカーという特殊なスポーツで、子供たちが各個人の成功を日々収めていく為には
運動のベースとなるものを学び、練習という名の経験し、習得していくことも
非常に重要なんじゃないかなと思います。