今日はサッカークリニックさんの取材が事務所で入り、いろいろとお話しさせていただきました。
『トレーニングの工夫』というテーマの来年2月号に掲載される予定です。
さて、今回の取材とは関係ありませんが
サッカーにおける個人のプレーは様々な要素が関わりあいます。
ボールが来る前の視野・判断・決断
相手のプレッシャーレベルを感じながらのファーストタッチの場所・方向
その前提における相手との駆け引きと動き出しのタイミング
体をうまく使い・動かし走る・ボディストップ
チームのプレーモデルに必要な技術の選択、そして精度
今挙げた、5つの要素をボールにかかわる瞬間の3秒程度の間で
試合中繰り返し、狙い、プレーしないといけないのがサッカー。
これは理屈など理論で理解してからでは到底間に合わない複雑な要素や動作を
ボールという不確定要素を絡めながら行うスポーツだといえます。
そしてこの5大要素を成功させるには、普段からの弛まぬ努力と
いろんなものを感じる力や読み取る感性も必要。
”普通”の生活の中では得られない状況が多々あるからこそ
サッカーをプレーし、成功させるには
”普通”じゃない日常が必要であり
その一つがチームトレーニング以外で行う『サッカーに携わる時間』なのだと思います。
努力の基準は自分が決めるものでもなく、他人が決めるものでもない
厳しい言い方かもしれませんが
この5大要素をある程度無理なくプレーできるようになって初めて
サッカーにおける努力
と言えるのではないでしょうか。
そしてその努力の先には
サッカーを、世界のどこにいても心から一生楽しめるスキル
を身につけた未来も待っているんだと思います。