2015年08月28日

負けん気の強さとは

オーシャンカップも無事に終わり、今年度の夏の遠征も終了しました。
5年生、6年生は秋・冬の大会が再スタートするわけですが
今日はそんな選手たちに大きくかかわる”負けん気の強さ”について書きたいと思います。

僕自身は、様々な方法で今まで 子供たちの『鼻っ柱を強くする』方法論を考え実行してきました。

罰ゲームを取り入れる、勝ち負けにこだわるよう指導者側から強く促す、練習に負荷をかける、練習方法を更に進化させ取り入れる、一流の指導者を招聘し自分たちの立ち位置を再認識させる

どれも子供たちに 自信を持たせたり、習慣をつけさせたりという方法論ですが
最近はそんなものでは本当の”負けん気の強さ”は育まれないのかなと思います。

スキルや技術はいくらでも教え込むことは可能でも
最初から勝ち負けにこだわってない子は、大人がいくらベクトルを向けようとしても難しく
こちらがどんなにコントロールしようとしても選手の感情まではコントロールできない。

最近はひたすらいろんな文献や書籍、雑誌を読み漁りつつ、信頼できる指導者の方と話しても共通しているのは

『トップレベルの舞台であっても、いくら才能や能力、スキルがあっても 
一歩前に出せる足がなければ その能力やスキルは全く無意味であり、その一歩を出し体を動かす原動力は
スキルでも能力でも才能でもない』


ということです。
ギリギリの勝負の分かれ目は、勝ちたいと思う気持ちの強いほうに転がるのは自然なことだと思います。

それでも、なんとか負けん気の強さを身に付けさせるためには

選手たちがスキルや技術を本当の意味で習得し、相手との力関係を見抜くほどの余裕を持ちながらも手を抜くことなくやり切れ、かつ 理屈や理論ではない原理原則で自然とプレーできるようにさせ、負ける悔しさを選手自身が何度も味わうことを待つ
しかない(笑)。

よく成功する為の秘訣として、叶うまでやり続けると言いますが・・・

だとしたら僕はひたすらゲーム中は声を荒げることなく、また出来るだけ僕の声でゲームを作ることなく
選手たちのプレーを見守る事なのかなと感じています。

選手たちにはたくさんのスキルと環境を与え続けてきました。
秋からは更に勝負にこだわるゲームが続きますが・・・

選手の本当の意味での成長を信じ、ベンチで見守りたいと思います。





posted by fba at 22:54| フリーボイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする