2017年04月24日

こだわり

『こだわることに、こだわらない』
今まで、クラブの進化という意味では”こだわり”を徹底することで
それを強みにゲームや個を推し進めて成長を促す時期もあれば
テーマやスキルを身につけさせることで成長を促す時期もあり
様々な試行錯誤・・・というより自然体に感じたことを大切に活動を行ってきました。

今、一番考えていることは冒頭、 『こだわることに、こだわらない』ということ。
あるテーマやスキルを身につけることにこだわり、それを身につけさせて選手を安心させるのではなく、
もっとベースになることを様々に身につけさせることは、より全体のレベルを上げていく為に必要なスタンスであり、
サッカーという多岐にわたるシチュエーションや必要なスキル、チームのプレーモデル、選手間のバランス、指導者の要求と選手のやりたいことの溝を今後埋めていく部分でも
こだわりすぎるのは果たして大切な考えなのかということです。
これはもちろんネガティブな意味ではなく、5年間ジュニアを見てきた一つの方向性。

クラブというか僕は『勝利を目指す』ことを最優先事項にすると共に
いかに選手たちの進路(進むべき道)を後押ししてあげられるかも考えていますが
サッカー界、ジュニアもジュニアユースも指導者もそれぞれ、
力量や見抜ける目を持っているかどうかもそれぞれ。
そんな時、偏ったスキルや技術はマイナスに働く可能性もあれば
こだわることに重きを置いた時、それをマスターしたごく少数の選手だけが
陽の目を見ることがクラブの果たすべき役割なのかどうか
そんな疑問も頭に浮かび上がります。

サッカー界で生き残るのは本当にごく少数だとつくづく思う今
サッカーの楽しさやサッカーを続けていく文化を根付かせることだけでなく
平均的な技術やスキルをベースに、より”武器になるもの”を持たせる
”順番”も重要に考えます。

ということで、ここ最近の感じてること、クラブのスタンスやトレーニングやゲームでの
”こだわりを捨てる”考え方など今日のブログの詳細を、
専門誌『サッカークリニック』(ベースボールマガジン社)さんのジュニア探訪
に掲載して頂くことになりました(^^。
もし良かったら見てみてください(笑)
告知は少し早いかもですが、2017年6月号(5月 6日発売)です。
宜しくお願いします!


posted by fba at 10:07| フリーボイス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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