ワールドカップでベルギーに負けた日本代表、そこで起こったロスタイムのカウンターを様々な観点から映し出した内容です。
数々の伏線、布石、思惑がちりばめられた内容は見ごたえのある番組でした。
ワールドカップを戦う各国代表のチーム作り。
僕たちにも言えることですが、指導者が行うチーム作りや試合での突発的な判断は、家を建てる大工さんと似ているような気がします。
土台からきちんと計算し、どんな家を作るかのイメージをしながら完成までの日々を逆算し
家づくり(組織作りとチーム作り)を行う。
”どんな家にするか”で、どんな準備やどんな柱が必要かも考慮しますし
強固な家を作るには、強固な柱が必要です。
今ではハイブリッドが要求される仕組み(選手?)も必要かもしれない。
突発的な現場でのアクシデントも、人のせいにしている暇はなく
今ある状況で解決しなくてはならない。
そういう意味では、歴代の代表監督の中でもオシム氏はそれが顕著にみられる気がします。
8人制の少年サッカーはある意味で全員が柱になる力がないといけませんし
そもそもサッカーというスポーツで全員が”柱”になる必要がないと思っている僕は、いまだに8人制は検討の余地があると思っていますが・・・
それでも僕たち指導者は、知識や経験、アクシデントも含めて、一から家づくりを一人で出来てしまう大工のようなスキルが必要だと考えます。
そして、クラブづくりという観点では
大手企業が効率化を行って建築する家ではなく、奇抜で個性が強すぎる家でもなく
長い間、安心して住める(サッカーができる)強く、人間味のあるような家・・・
そんな生きている”家”=クラブを作っていかないといけないですね。
メンテナンスも含めて・・・。
オシムだったら、今の僕のクラブをどうやって作るんだろう。
そんなことを思いながらも・・・、今日も現場頑張ってきます!