ダノンネーションズカップ(小学生年代のワールドカップと呼ばれています)の日本予選へ5年生選手コースの子供たちに帯同でした。
結果は、柏レイソル、名古屋グランパス、浦和レッズ、川崎フロンターレの4チームが勝ち抜き本大会に進みますが
当クラブの選手たちも本当に良い経験が出来たと認識しています。
少年サッカーには8人制という特有な人数のなかで様々なシステム(選手の配置)が存在します。
そのシステムや、サッカーの技術を表現していく中で、『こういうサッカーをする!』
と謳っているチームもあるかとは思います。
私自身は、そのこと自体 否定も肯定もしませんが・・・
常々、サッカーというスポーツは本来、何でもあり じゃないとだめだと思っています。
ロングボールの否定→正確に蹴れるなら蹴ればいいじゃん
ボールをつなぐこと→当たり前じゃん
ドリブルだけ徹底→で、どうなりたいの?
守備がゆるい→サッカーに必要なことの半分しかできない選手
見ていて聞いていてそんな風に思うこともありますが、
U12世代には、だからこそサッカーに必要な要素すべてを選手が習得できる環境を与えるべきだと思います。
ドリブルの考え方、パス、タイミング、駆け引き、見ること(視野)、見れること(判断)、守備、利き足以外のキックなど・・・
もちろん習得する選手の資質によって、出来ること出来ないことは分かれますし、習得スピードも個人差があり
その選手の得意なこと不得意なことでポジションが決まってくることも明白です。
どんなサッカーを目指すのか・・・
最近は聞かれることもなければ、話すような機会もほとんどありませんが
『何でもアリに答え無し』
以外に答え方が見つかりません。
上記に挙げたJリーグチームの5年生選手たち(柏レイソル、名古屋グランパス、浦和レッズ、川崎フロンターレ)
何でもやれそうな選手がゴロゴロいました。
だからサッカーとして成り立つ。だから厳しい予選を勝ち抜ける。
その一言に尽きる気がします。
習得させるべき技術は、今は出来なくてもいつか必ずできるようになります。
早生まれ、遅生まれ、早熟、身体能力、同じ学年であっても
様々な多様性の中で、選手たち本人がどんな技術の使い方が正解なのかを学ぶことが大切であり
それをひたすら努力して、中学生、高校生になって初めて出来るようになる。
それはそれでアリなんです。なぜかといえば、サッカーを理解していれば、サッカーを一生楽しめるから。
クラブは勝利を目指していくとを大切にしています。
だからこそ、選手の成長こそが必要不可欠な要素だと考えます。