先日27日でチームの年内活動が終わり、昨日は筑波大学東京キャンパスにて
『サッカーのピリオダイゼーション』セミナーに朝から夜まで行ってきました。
聞きなれない言葉かと思いますが、バルセロナやチェルシー、マンチェスターユナイテッドなどのクラブが成功を収める背景となる理論です。モウリーニョがこの理論で成功したのは非常に有名な話で
僕も当時、自分なりに文献を読んだりとなんとなくは理解していたつもりでしたが・・・
10:00から18:30までみっちりと学ぶと、やはり文献の印象とは全く違うものでした。
以前、ある経営者からこんな話を聞いたことがあります。
一人の樵がいて、彼は働き者なので休まずずっと木を伐っていたそうです。
ある時、別の樵が彼に質問しました。「そのまま斧を振り続けるのか??」と。
すると彼は答えます。「休んでいるのがもったいない、コツコツ俺は仕事をするんだ」と。
彼は他の樵の仲間たちの中では一番の働き者で、いつも朝から晩まで汗をかきながら働いていたそうです。
・・・美談に聞こえるこの話には、大切な問題があります。
別の仲間の樵のほうが、実は生産性が高かったという結果です。
休まず働いた樵の斧は刃崩れし、ボロボロで木を伐るのが困難になっていた。
大切な刃を研ぐという作業を彼は疎かにし
その間、別の樵はきちんと斧を手入れし、刃を研ぎ、働く量は少なくても結果、彼よりもたくさんの木を伐れていた。というお話です。
現場現場での結果を見て、対応策や発想を出していく作業はもちろん大切ですが
僕自身、ずっとアップデートしたいと思っていたので今回の「ピリオダイゼーションセミナー」で
やっと”刃を研げた”感じです。
年内はまだまだ事務作業があり、慌ただしい日々ですが
そんな日々の中でも、来年もきちんと刃を研いでいきたいですね。